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オリジナルくつした君(画像提供:涅槃桜様)
![]() 無能の人シリーズ第六話「蒸発」 ![]() ![]() ![]() ![]()
(蟲)CDだとやや冗長に感じる曲なんだけど、ライブで聴けば、不思議と心にしっくりくるサイズだなと感じた。Bメロでライトハンドやってた(いつもやってたべか?)。ラストのベースとのユニゾンフレーズは、ハーモニー(長3度)がレコードと異なっていたよ。
(幽霊列車)蟲から続くマスヒロ在籍時曲ながら、ノブが頑なに頑なに自分のスタイルを通しているのを聴き、むしろそこに潔さと清々しさを覚えた。 (塔の中の男)ベストテイクだと思う。魂とエスプリの込め方が圧巻で、レコードとの迫力が格段に違いすぎる。しかもアルバムツアー時に感じたコーラスの違和感が薄まっていた。ユートーピア~♪ のところ。 (賽の河原)枯れたトーンの美しいアルペジオを堪能しました。サビリフでは両人の半音チョーキングが正確にシンクロして見ていて楽しい曲です。 (水没都市)個人的に今回のハイライトだ。強烈に嬉しい。待ち続けてよかった。とはいっても、最近のライブは全編を通してハイライトクオリティといえなくもないのだが。一昔前までは明らかなハイライト曲というのが1曲だけノミネートされていたものだけど、その「1曲だけ」級の演奏が、今やどこを切っても見て取れるのだ。我々は幸福である。 (黒猫)曲調がテンポアップする部分のギターリフ前、引っ張りすぎた感あり。これを佳しととるか否ととるか。 (暗い日曜日)問答無用のベストテイクだと思う。和嶋大先生が鬼神と化した。たぶん収録されるだろう。 (天国に結ぶ恋)渾身のベストテイクだと思う。フィリップ風アルペジオでVOLちょい絞り。いつもやってたべか? 私事で恐縮ですがこの頃にはどうにも抑え難い多幸感に溺れていました。 (針の山)歌詞間違ってたかな? 収録されないかな? (どっとはらい)同行の紅葉郎君と、どっとはらいやらないかな~なんて話してたとたんやってくれたぜ! ギターはこの曲のみ琵琶タイプでした。大勢の予想通り(否私だけか、、)降板になった模様。大阪ではとうとう未使用となった模様。おいしい周波数帯が引っこんで聞こえました。これは決して琵琶がダメだといいたいわけではなく、2次側のシステムが全てSGに最適化してチューニングされているのだろうから、バランスが偏るのは仕方が無い、ということなのだ。羆が殴り倒した切り株のような音色こそ、人間椅子の代表サウンドだと思う。収録するなら当然こっちになろう。 ライブ収録とのことだからでしょう、今回は終始徹底してリズムがタイトでした。タイトと言葉で書くのは簡単だけど本当にアタックが超正確でした。ライブであればノリを大切にしたり勢いで突破したりとかあるだろうけども、アンコール曲の最後の一音に至るまで神経が行き届いてるのがありありとわかりました。 いつものライブでもいろいろと新たな発見があるものですが、今回のように時々趣向を変えるのも新鮮味があっていいものですね。演者もこれをむしろ楽しんでいるように見えました。そしてきっとこの日のことは忘れる事はないでしょう。人間椅子の代表曲集であるとともに、歴史的名盤ともなりうるライブ収録に立ち会った日が、作品としてずっと形に残るのですから。
Fact1 セットリスト
今回は特にセットリストが素晴らしかったな~。20年分のおいしいところが凝縮されていたと思う。黒猫・どっとはらい・幻色・桜の森の満開の下・深淵など、アルバムラストの気に入っている大曲ばかり聴けてラッキー。新譜からは太陽の没落と塔の中の男を聴けたので心残りはないよ。 Fact2 手数 ノブ氏の手数が増えてたような気がする。たぶん新曲もアルバムより多めの手数だったよ。あやかしの後半部なんてその手数が曲のイメージにハマってて素晴らしかった。でも譜割りは相変わらずスクエアなんだよな…… やっぱりボジオ~マスヒロの流れを汲む、奇数連譜とシンコペーションを強めに効かせたフィルのほうが個人的には嬉しいすよ。 Fact3 和嶋節 アルバムでは和嶋節抑え気味で楽譜演奏っぽいギターソロだったけど、ライブだとアーティキレーション全開で、めちゃエモーショナルだった(桜の森では度が過ぎていた部分も……?!)。特に愛の法則・ばっちり子守唄なんかは録音とのクオリティ差が大きく感じたよ。ツアーを経ることで、曲もソロも熟成していくのかもしれないね。 Fact4 琵琶ギターとリッケン イーグルベースを買ったと言っていた。リッケンは音質上の問題があったようで、3回だけ使って降板になったそうだ。一方大先生はレギュラーで琵琶ギターを使っていた。新アルバムの印象と同じで、ギターが希薄でベースが前に出てくる感じ。ライブで聴けば、切り株のような音のSGとの差が如実に出ていた。大先生ならギターのポテンシャルはすでに引き出しきっているはずだ。だからたぶん降板になると思う。
新譜を何度か聴いていて見つけた新たな発見を書き留めておきます。
深淵では、ラストのギターソロダビングで、どうやら「人間ディレイ」をやっているようです。 楽曲エンドでのギターソロダビングはこれまでのアルバムでもよくありました。たとえば黒猫・阿片窟の男・東洋の魔女・どっとはらい、etc。これら過去のソロダビングでは右と左でぜんぜん違うフレーズを弾いていたのですが、深淵においてはLRほぼ同じフレーズを2拍ずれで弾いています。 これを一聴したときは、コピぺして開始位置をずらすことで輪唱効果というかディレイ効果を得ているんだろうなと思ったのですが、フレーズエンドのつじつまが両チャンネルともキッチリそろっているところを見ると、どうやらそうではなく、個別に録音したものだと推測できます。 ソロ開始 →2拍ずれ →エンド同時 技術的にやっていることは上述に過ぎませんが、これを実際やるとなると目がうつろになるほど難しい。少なくとも、私が体験した今までの収録物では(人間椅子以外でも)聴いたことがないな……。なにせ、ひとたび創って弾いたソロを、2拍ずれの、もうひとつのれっきとしたソロフレーズとしても成立させているのだから(常識的に考えれば、2拍もずれればフレーズは普通崩壊する)。 アイデアを実現できる技術と精神に思わず敬服してしまいます。この人間ディレイ技術は、リフをバックにソロを弾く、という人間椅子独自のスタイルだからこそ崩壊せずに2拍ずれソロフレーズが成立しうるわけで、ケーデンスが希薄な独自スタイルを有用に活用しきったアイデアだともいえます。 また、これをうっかりまねしようにもそうとう時間がかかるだろうし、考えただけで頭が混乱しそうであります。なんとも苦行に近いというか……(せっかくがんばってもライブで再現できないわけだし……)。 もっとも、苦行こそが深淵の、いやこのアルバムのコンセプトなのかもしれませんけれど。まさに、説得力を裏付けるプログレッシブギターダビングといえましょう!
1回目聴き終えた感想です。
あくまで個人的な感想ですが、今回のアルバムはとりたてて新たな発見がなくて残念だった。人間椅子の新譜を聴くたびに、いつもハッとする語句やハッとする音楽的な手法をいくつか発見できていたのだが、今回は20周年という節目ということもあってか、基本的に過去の手法を踏襲した形だと感じた。 音響的にも然りで、過去2作と同じ造り。特に前回はあまりの音質の良さにうろこが落ちただけに、新譜ならではという発見は無かった。もっとも、スタジオ録音においてはすでに完成の域に達してしまっているせいかもしれないけどね。 楽曲面については、全体的にストレートな進行で、エグさ控えめに感じた。過去2作を聴いて、今後徐々にクリムゾン化の道を辿るだろうと予想してただけに、これは意外であり、同時に肩透かしの印象だ。でもアルバム毎での作風の変化はよくあったことだから、これはあくまでも人間椅子にとっては一過性の現象であるに違いない。 私が個人的に人間椅子に期待しているのは、リフや構成のエグさであったり、ロックっぽくない珍妙な和声だったりする。なぜなら、エグいリフとか曲構成には、そこに新たな発見があるから。反して新譜では、そういう意味での人間椅子らしさを一旦打破して、ストレートで素直な作風に帰着したように思えた。それゆえに、奏法的にもおちゃらけた余裕や遊び心は見られない。75分間、重苦しくてシリアスなコンセプトがアルバムに通底しているかのようだ。 今回はひとつの節目でもあるし、そんなコンセプトのほうを重んじているであろうバンド側の思いが伝わってきた。あえて逆説的にとらえるならば、このこと自体が新たなロック的挑戦であったといえるのかもしれません。
引越し準備期間につき、名古屋公演のみの鑑賞となりました。いつもどおり、MCは面白かったし、大先生のギター実演やら思想やら有用な情報はとてもためになりました。
でも演奏と音響のほうは、特に特筆するところは無かったように感じられたのです……。 事前情報を仕込みすぎたせいだろうか、個人的にあまり感情移入のできないライブでした……。そういうこともありうる……。 、ああ、でもラストの、 「名古屋のォォ皆様の~××××と~××××を~お祈りいたしましてぇぇぇ~…… (あぁ、いつもの三三七拍子か、、、) (と、思いきや) ダイナマーーーーィ!!!!!」 には大いにヤラレました。 ![]() ・過去曲が現在椅子の凶悪なサウンドに生まれ変わったな~。録音技術の変遷もわかるし、過去曲の羅列でも通して飽きずに聴けるね。 ・1st収録の鉄格子を聴くと、いつも和嶋大先生のギターから決意表明みたいなものを感じるんだよね。E開放をミュートして8分で刻むところは、“今後何十年もこのスタイルでやってくんだ!”という、スタート地点に立った男の自信と不安が入り混じった心意気が伝わってくるのさ。なんでもベートーベンの「運命」のリフは、運命が扉を叩いている時の音を表現したものらしい。同じように、大先生の決意が握りこぶしで叩き込まれて聴こえる。 ・一方今回収録の鉄格子は、ベースのほうに決意が吹き込まれているように感じたな。今後を見据えた決意表明だといいよね。曲調とか歌詞はやっぱ初期っぽい感じがするかな。でもびっくりしたのはギターソロの締めのライトハンド奏法! 20年間の禁断技がついに解かれたか?! ライトハンドに聴こえるけど? たぶん?! ライブで確認だなっ。 ・猟奇も迫力と共に甦ったと思う。でもドラムのパターンが変更されててすごく違和感があって残念っ……! 中間部のバスドラは4分で刻んだほうがよっぽど胸に迫り来るってば~。 ・リマスター人面瘡は、最後の鈴木コーラスのレベルがでかくなってたかな……(?) いままでの音源で音程がはっきりと聴き取れなかったけど、今回はクッキリしてる。な。 鑑賞のポイントとしては、できるだけ大音量で聴くことのできる環境を整えることだよ。そのほうがバンド側の真意がよく伝わってくるはず。僕は密閉ヘッドホンを用いて、音が歪む寸前の音量で鑑賞しました。このようにして今後しばらく、毎晩椅子ライブの室内疑似体験を堪能できそうです~。では、くれぐれも耳をお大事に。
横浜メタル地獄に行ってきた。人間椅子はもちろんトリ。対バン形式だったせいか、ヴォーカルとかギターソロが聴き取りづらいところがあったように思う。夏ツアーでの横浜アリーナは、音質が極上級だっただけに少しだけ残念。しかしながら演目が鬼のような選曲だったし、特に「青森ロック大臣」の和嶋節は冴え渡っていたな。でもさすがにマスヒロ神の技は人間レベルでは到達できない領域なのでしょう。
演奏には関係ないけど、工務店のステージでもないのに山本氏が和嶋氏のことを「社長」と呼んでいたのが印象的だった。本人もさらっと口を衝いて出たようで、特にだれも突っ込んでもいなかった。常日頃からそう呼んでいるだろうことがうかがえる。 犬神サーカス団は曲の印象がこれまでと変わって聴こえた。相川ななせ風のコードとメロだと思っていたが今日の曲はもっと和風っぽいメロディだったな。あいかわらずヴォーカルのことベースのこがめんこかったな。似顔絵描きたい。夜叉のギターリストもソロでいい表情出してたな。似顔絵描きたい。鈴木の奇面はいわずもがな人間離れしてたわけだよ。 朝っぱらから夜っぱらまで横浜を歩きつくして全身疲れました。 ![]() < 前のページ次のページ >
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